吉田秋生の『海街diary』の最新話、<おいしいごはん>は鎌倉のおいしい(?)食べ物をめぐる、甘ずっぱいお話。
出てくる食べ物は「アジフライ」と「テキヤの焼きそば」と「ちくわカレー」と「しらすトースト」。
さて「しらすトースト」というのは、作中では「山猫亭」という喫茶店の頑固なマスターが作って、客に出している、という設定。
本当に、そんなトーストあるのかいな、と思って検索したら、「鎌倉キネマ堂」などに実際にあるメニューなんですね。
鎌倉や、江ノ島の人たちって、どんだけシラスが好きなんでしょう。
ちなみにこのお話も含むコミックスの4巻目は8月10日ごろの発売だそうです。
ところで『海街diary』は、第15回手塚治虫文化賞の1次選考では、第1位だったのにもかかわらず、なぜか、「辞退」ということで結局、本選で大賞をとったのは、村上もとかの『JIN―仁―』と、松本大洋と永福一成の『竹光侍』。
http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/senkou11.html
村上もとかは受賞式のトークで手塚の幕末医師もの『陽だまりの樹』がヒントになったと語ったらしい。
私にとっては、『少年サンデー』で彼が少年マンガ誌史上、たぶん初めて近親相姦的愛情を正面から描いた『赤いペガサス』(1977~1979)が懐かしい。F1の世界をえがいた作品だったが、やはり星野一義や高橋国光など実在のレーサーが出てくる虚実混淆の作品でした。
なお、明治天皇の光と影を描こうとしたらしい村上のもうひとつの連載『蠢太郎』は、先日不自然な形で急に終わっている。「打ち切り」になったようにも見える。出版社の自主規制でなければ良いのだが・・・




by アフター
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